18-19シーズン チェルシー全選手採点

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はい、タイトル通りです。

今季は新監督にマウリシオ・サッリを据え、新たなサッカーに舵を切ったチェルシー。成功したスタートダッシュ、解任すら囁かれた中盤戦、そしてCL権とタイトルを獲得した終盤戦。

そんな中で新たなタスクを担った選手、衰えが指摘された選手、落第した選手に復活した選手。今日はシーズン通じての採点にして祭典です!

選手採点

GK

ケパ・アリサバラガ 7.0

ティポー・クルトワがレアルに去り、7年契約かつGK史上最高額でチームに加わった若き新守護神。特筆すべきはそのキック精度で、サッリボールを後方から支えた。クロス対処は(改善したとはいえ)まだまだだが、セービングの安定感もさすが。PKにも強く、クルトワでは出来なかったサッカーと得られなかった勝利を何度ももたらした。

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(BBCより)サッリに逆らった過去も雨降って地固まる

ウィリー・カバジェロ 6.5

今季はサッリが早い段階でカップ戦もケパにシフトしたため出番はごく僅かに。しかしケパの交代拒否騒動では大人の対応を見せ、その翌節にはスパーズを封殺。ベテランとして十二分の働きで契約延長に疑いの余地なし。

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(Sky Sportsより)ベテランの役割を果たしたカバジェロ

ロバート・グリーン –

今季新加入ながら、出場は無し。ただチームのムードメーカーとして支えていたようで、チャリティーマッチで出場機会が訪れた際にはベンチに笑顔が広がった。ルイスに促されELのトロフィーを掲げる所からも貢献が見える。

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(The Timesより)今季限りでの引退を表明した

DF

アントニオ・リュディガー 7.0

今季最も躍動した選手の1人。卓越した身体能力はさすがで、それに加えてパス能力も向上。チームに喝を入れる「吠え」で守備を引き締める姿に次期キャプテンに推す声も。同点弾に絡んだユナイテッド戦中に早めのシーズン終了を迎えてしまったが、欠かせないピースになった。

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(プレミアリーグ公式より)世界最高DFへの道を着々と登る

ダビド・ルイス 7.0

シーズン中盤から終盤にかけて、軽い守備で批判の対象になることも。限界説が囁かれることも少なくはなかったが、離脱がほぼなかったのは評価できる。ロングフィードで攻撃の起点になることも多く、そのキックは未だに他の追随を許さない。ムードメーカーとしての役割も大きく、シーズン中に30オーバーの選手には異例の複数年契約。

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(metroより)攻撃の起点として牽引

アンドレアス・クリステンセン 6.5

ELを主戦場に、安定感のあるプレーを見せる。ルイスとリュディガーの壁は厚かったが、2人がいない時には限りなくスタメンに近いバックアッパーとして心強いプレー。安定感に加え鋭いパスをコンスタントに出せれば来季はさらなる飛躍もありそうだ。集中が切れる悪癖はそろそろ改善したいが…

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(Sky Sportsより)最終盤では連戦も経験

イーサン・アンパドゥ 6.0

カップ戦ながら試合出場を重ねる。ELでは痛恨のOGなど様々な経験を積んで順調に船出。ところが中盤以降はケガのため足踏みのシーズンとなってしまった。ケーヒル退団が確実な中で存在感を高めたい。

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(Evening Standardより)今季は多数のポジションも経験

ギャリー・ケイヒル –

やはりというか懸念通りサッリボールへのフィットが難しく、事実上の構想外に。とはいえ中下位クラブではまだまだやれる選手。ELではアスピリクエタと共にトロフィーを掲げる

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(Yahoo!Sportsより)最後の試合では仲間の手で宙を舞った

セサル・アスピリクエタ 7.0

ブラックを通り越してむしろ虚無になってしまった彼の労働環境。今季も持ち前の守備とキャプテンシーでチームを牽引。攻撃力はやや見劣りするが、強豪との一戦ではやはりその存在は不可欠。疲労からか軽く抜かれるシーンもなくはなかったが2CBの右にも対応するなど、彼抜きでは考えられないのは今季も同じ。手当を出してあげて

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(Eurosportより)日ごろの行いからか、オフサイドも見逃された

マルコス・アロンソ 5.5

序盤戦は圧倒的な攻撃力でチームを牽引。ベストプレーヤーだったが、中盤以降トーンダウン。疲労やスピード不足の弱点を突かれ、スタメン落ちする試合も。ただビッグマッチや貴重な得点を叩き出す決定力に救われた試合もあったのは事実。いい加減CFとして起用してくれないだろうか。

序盤戦は大活躍だったが・・・

エメルソン・パルミエリ 6.5

アロンソの不調も重なりいよいよファーストチョイスに。前列のアザールとの信頼関係も厚く、アザールが引きつけ、エメルソンがクロスを供給する形が随所に見られた。攻守ともにまだまだ改善の余地はあり、絶対的な存在にはなれていないが、一歩踏み出したシーズンになった。残留が濃厚な模様。

いよいよスタメン定着が見えてきた

ダビデ・ザッパコスタ 6.0

アスピリクエタの控えとしてカップ戦に出場。得意の攻撃力やドリブルは悪くないが、最後の精度を欠く。ただ怪我人続出の最終盤では果敢な突破からチャンスを生むシーンもあり、可能性を感じさせた。「クロスは下手だがシュートはうまい」という点は逆サイドと似ている。

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(Metroより)積極性とシュートは魅力的だが守備に難あり

MF

ジョルジーニョ 7.0

今シーズンベストプレーヤーの1人。パス本数で脚光を浴びた序盤戦から打って変わって、守備面やマンマークに苦しんだ中盤は批判の対象に。たださらにそこから進化を重ねて再び輝きを取り戻した。アシストがないという批判は彼ではなく彼のパスを受けたCFにすべき。セスク放出以降はあらゆる試合に出る羽目になったが、パフォーマンスが落ちなかった点も高評価。

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(プレミアリーグ公式より)鋭いインターセプトでも貢献

マテオ・コバチッチ 6.5

卓越したテクニックで序盤戦は左IHのスタメンを掴む。泥臭い守備も魅力で、終盤にはアンカーも担当。ただ0得点の攻撃力はやはり悲しい。終盤はその点に秀でるチークにスタメンを奪われたが、久々の先発となったEL決勝では出色の出来。去就は不透明なものの、来季も見たいプレーヤーにはなったか。

結局ゴールは生まれず。

エンゴロ・カンテ 6.5

今季から右IHに挑戦。「カンテはアンカーでは」という論争は付いて回ったが、1年目にしては及第点を遥かに超えるプレーだった。ゴール前に飛び込む形で貴重な得点を挙げることも多く、新たな可能性が完全開花する寸前だろう。4得点はキャリアハイ。もちろんボール奪取も光り、カウンターの起点としてのプレーも。

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(Metroより)ゴール前で合わせる形で貴重な得点を挙げる試合も

ロス・バークリー 6.0

中盤戦で連続ゴールを奪うなどいよいよ本格開花かと思われたが、いいプレーを継続できず、今季も微妙な出来に。サッリはお気に入りのようで良く使っていたが…。無難なプレーが悪い意味で目立ってしまった。いい時はシンプルなプレーで牽引できていたのでなおさら残念だ。

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(The Independentより)エヴァ―トン戦では大ブーイング。球離れが良くなった。

ルベン・ロフタス・チーク 7.5

ついに覚醒した期待の星にして大器の片鱗を見せた男。慢性的な腰の負傷でシーズン序盤はほとんど出番がなかったものの、本調子を取り戻した後半は躍動。強靭なフィジカル、推進力のある突破、密集を突破する技術、そして高いシュート力でアザールに次ぐ存在感を示した。(謎の)チャリティマッチで大怪我を負ったのは残念でならないが、復活が待たれる。

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(Daily Expressより)大怪我で来季も長期離脱となりそう

ダニー・ドリンクウォーター –

完全構想外のシーズンになってしまった。怪我での出遅れもあったが「なぜチームにいるかわからない」と言われてしまったのはお互いにとって不幸だった。何度も言うが一回アンカーやらせて欲しい。腐らず更新するインスタは涙を誘う。新天地での輝きを見たい

マルコ・ファンヒンケル –

怪我から復活したものの出番はなし。レンタル先への完全移籍予定が狂ってしまった感は否めない。オランダで発揮した力を見せたいが…

この記事も不発に終わった

FW

エデン・アザール 8.5

文句なしのシーズンMVP。リーグで16点15アシスト。今季のチェルシーが挙げた得点が63なので、およそ半分に直接絡んでいることになる。沈黙のELでは決勝で爆発。地元のライバルを粉砕した。かねてからの噂通り、レアル・マドリードへの移籍が既定路線。しかし批判するサポーターはいないだろう。最高のパフォーマンスを置き土産に、プレミア最高のプレーヤーが旅立つ。

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(Marcaより)ありがとう。

ペドロ・ロドリゲス 5.5

随所に光るプレーは見られ、MOM級の試合をする試合もあったものの、シーズン通してあまりにも波が激しすぎたため採点も低めに。年齢からか衰えは隠せず、途中出場だとパフォーマンスが著しく下がってしまうのは何故なのか。ウイング陣が苦手な裏への抜け出しで揺さぶれる点は高評価。

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(Evening Standardより)好調時は素晴らしかった

ウィリアン 5.5

昨シーズンの(選手間)MVPも今季は沈黙気味。オドイの躍動もあり、序列がズルズルと下がってしまった印象。ポストに嫌われるシーンもあったが、それでもリーグ3得点は寂しい。とはいえ今季は守備意識も高まり、献身的に走る姿が印象的。30とまだまだもう一花は咲かせられる。

ボールロストとセルフジャッジはしなくなった(気がする)

カラム・ハドソン・オドイ 6.5

今季いよいよ主力に名乗りを上げたユースの傑作。PSMで圧倒的な存在感を出しながらも、リーグ戦では出番のない日々が続いた。バイエルンからのビッグオファーはチームを揺らしたが、結果的にその辺りからポジションを掴み、チームに欠けていたスピードと高精度クロスでチャンスメイク。アキレス腱断裂で早いシーズン終了になったのが惜しまれる。

こっち見んなバイエルン。

オリヴィエ・ジルー 7.0

リーグ戦では出番も得点も恵まれたとは言い難いが、ELでの大活躍で高めの採点とした。ELのレベルが低いのでは、という指摘を打ち破る決勝の躍動ぶりで、タイトル獲得の原動力になった。的確なポストプレーこそ年々減少しているが、そのパワーと無理のきく長駆は驚異かつ脅威だ。

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(The Telegraphより)El決勝では古巣相手に大暴れ

ゴンサロ・イグアイン 5.5

31歳の初挑戦で大目に見なければいけないのは事実だが…大目玉ではないにせよ合格点には届かないと言われても仕方ないだろう。随所に「ワールドクラス」と言われた所以を示したが、ほとんどの時間は「言われた」事実の確認に。サッリは買取したいようだがこの出来ではかなり厳しいと言わざるを得ない

期待したんだがなあ・・・

途中移籍組

アルバロ・モラタ –

背番号を変え心機一転、2節でアーセナルから得点を奪うなど復活の兆しを見せたがその後は沈黙。全く取れない訳ではなかったが、期待値からはほど遠く、本人も久しぶりの得点には涙。最後は感情を出すこともなくなり、移籍以外に選択肢はなかった。その後アトレティコでは復活。がんばれ。

私は好きですよ

セスク・ファブレガス –

同じポジションにサッリ腹心のジョルジーニョが入ってきたのは彼の実力に関わらず不運だった。それでも豪華すぎるカップ戦要因で、チームを勝ち進め冬に涙の移籍。モナコではチームを残留に導いた。

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(Marcaより)実力で愛された男

ビクター・モーゼス -

やはりというべきか天職だったWBのポジションフォーメーションから消えたと同時に、自身もスカッドから名を消してしまった。モレノを翻弄していたころは出番があるかと思ったが・・・

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(Daily Expressより)フェネルバフチェに移籍し、攻撃の一端を担う

監督

マウリシオ・サッリ 7.5

出来過ぎの序盤戦では無敗記録を更新。ところが中盤以降は各チームの対策に手を焼き、大敗が続いた冬には風前の灯かと思われた。それでもそこからチームを立て直し、ノルマのCL権、さらにはELのタイトルまで獲得。心配されたメンバー固定も終盤は若手2人がスタメンになるなど柔軟なところも。まだまだ上の2チームと差はあるが、満点に近い出来だろう。

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(Marcaより)監督として初のメジャータイトルを獲得した

最後に

いかがだったでしょうか。今季は(相変わらず?)激動のシーズンではありましたが、ポジティブな要素も少なくなかったと思います。

あれ?サッリとアザールがどっか行きそうだぞ?

最後に今季もこのチームを応援し続けたサポーターの皆さんに10点を送って締めくくりです。

1年間当ブログを見にきてくれてありがとうございました。

来季もよろしくお願いします。もちろんオフシーズンも更新しますけどね!

それではまた。

〜おしまい〜

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