20-21シーズン チェルシー全選手採点

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はじめに

さて、毎年恒例の採点会です。色々ありましたね。それでも最後は最高の形で終われたことに間違いはないですね。今季の全選手評価をして、締めくくりです!

GK

16 エドゥアール・メンディ 7.5

今季最後の新戦力は最大の新戦力に。不安定なケパに代わって守護神に定着すると、クリーンシートを連発。高い身体能力を生かしたセービングはもちろん、ハイボールにも強さを見せ、プレミアに即座に馴染んだ。それどころか足元も標準以上で組み立てにも貢献と超ハイコスパでのお買い物となった。お目利きのペトル・チェフをさすがと言うしか。

一時は所属クラブがなくなり、失業も経験した苦労人。フランスで28歳まで過ごした彼がまさかそのシーズンでCL王者になるとは。本人もびっくりのはず。

決定的なセービングから流れが変わることも多く、「チームを勝たせるキーパー」であり続けた。なぜかケパよりシュートが飛んでこないとか枠外に行ったりしてるので勝利の星に生まれてるんだろうなあ。

1 ケパ・アリサバラガ 5.0

正守護神として迎えた3シーズン目だったが、第2節で痛恨の失態を含む敗戦で首脳陣はメンディ獲得を決断。以降は好プレーを見せるメンディの陰に隠れ、カップ戦が主戦場に。決して悪いことばかりではなく、自信喪失感も徐々に解消されそれなりにプレーの安定感も戻ったような。

FA杯では決勝進出に貢献したが、その決勝でティーレマンスから超絶ミドルを被弾し戴冠ならず。なぜ毎回ゴラッソを被弾するのか、という疑問だけは今季も解消されなかった。

哲学を選択したランパードはケパを救うのか。第2節リバプール戦を振り返る
ランパードは現実的なサッカーを取らず、哲学を貫くことを選択した。現王者相手に数的不利という「これ以下のない」状況でさえ貫いたという事実。それは同値で「何があろうと今季はボール保持を諦めないサッカーで行く」という宣言でもある

13 ウィリー・カバジェロ -

毎年なぜか2ndGKのはずが正守護神になっていたカバジェロおじさん。残念ながらメンディ加入で序列がそのまんま1個落ちて第3GKに。出番がないシーズンになってしまったが、延長した方がいいような気はする。

DF

6 チアゴ・シウバ  7.0

PSGから加入したセレソンのリーダーはまさに支柱。デビューとなった第2節こそミスが出たが、その後は高い(高すぎる)経験値を生かして守備陣を統率。年齢詐称を毎試合疑わせた。身体能力自体は落ちているはずなのだが、そこら辺のCBの全盛期をはるかに上回るパフォーマンス。なぜブラジル代表が36歳のCBを選び続けるのがよくわかった。いやでもやっぱり呼ばないで。

鋭い読みを利かせた対人、危機を嗅ぎわけるカバー、咄嗟の際の冷静な判断力といった守備面はもちろん、的確なロングキックや相手ボールをマイボールで回収する技術の高さで攻撃の一歩目としても存在感を見せた。

ランパードは相当気を使って起用していたし、負傷離脱もそれなりの回数、CL決勝では無念の途中交代となったことが示すように、既にフル稼働は難しい模様。それでもシーズン通じての貢献度は絶大であり、また若手の成長にも寄与。50億かけて新しいCB取るより100億かけて若返りマシンを作ろう。

15 クルト・ズマ 6.0

昨季終盤からランパードの信頼を掴み、今季序盤はなぜかスコアラーとして覚醒。マウントのCKからズマの高打点ヘッドは打ち出の小槌のように得点がバカスカ生まれた。課題だった足元もそれなりに改善され、たまにいいサイドチェンジを飛ばしたりしていた。

ただまあたまに集中がプッチンするのかとんでもないミスを平気でしたりするので、定期的にサポーターの肝を冷やさせる才能に恵まれている。トゥヘルはその辺が気になったのかスタメン落ち。たまにサイドのCBとして出てきたが、大ピンチの時にゆっくり戻るのだけはやめてくれ。

とりあえずちゃんと走る、迎撃する、高く飛ぶ。これだけはやってね。

2 アントニオ・リュディガー 7.0

ランパード体制では冷遇されていた男は解任後一気に形勢逆転。同胞トゥヘルの就任でスタメンに返り咲くと、3CBの左としてハイレベルなプレーを披露。空中戦の強さとスピードを生かした迫力ある守備でチームの引き締めに尽力。並ぶ二人が基本的にそこまで背が高くないのでエアバトラーとして奮闘した。

利き足的に左のポジションはそんなに得意ではないはずで、決してのびのび、というわけではないのだけれど、意外と早く順応したのは多分コンテのおかげ。やっといてよかったね。

後半戦は謎の攻撃性能も開花し、機を見た持ち上がりや枠内率がそこそこ高いミドルシュートも会得。なおズマはマネして打ってホームランしていたのでそこらへんよく言っておいて。

今季一番の不運はトゥヘルが守備を立て直したおかげでOGをしたリュディガーが唯一のスコアラーになっていた期間が異常に長かったこと。

4 アンドレアス・クリステンセン 6.5

チアゴシウバというDFリーダーから最も好影響を受けた一人なのかな?これまでは頼りなさがやや目についたが、バックアッパーとして申し分ない出来。最後は3バックの右もやったりと成長著しいシーズンに。

これまでは空中戦の弱さとかファイトの部分で物足りなさがあったりとプレミアで戦うには貧弱な印象があり、実際それが失点に繋がったシーンもあったのだけれど、最終盤では頼もしささえ垣間見えた。チアゴシウバとアスピリクエタがまだいるうちに色々学んでね。

14 フィカヨ・トモリ -

冬にミランへ移籍。どうやらそれなりに序列も高いらしく、CL権の獲得に貢献。買取が既定路線かなあ。

28 セサル・アスピリクエタ 6.5

序盤戦はジェームズにスタメンを譲り、いよいよ世代交代かあと思ったがシーズン終わるころには毎試合スタメンで出てた。今季は相当スカッドが厚くなり、ターンオーバーは増えたが、クエタ神だけは代えが効かず普通に連戦で出てた。あれ、今日にCBにはいないなと思ったらWBにいた。お疲れ様です。

もう30オーバーということで個人能力はやっぱり全盛期は過ぎてるんだろうなあというシーンもそれなりにあったのだけれど、判断力と経験値で補いまだまだ超一流。毎年のようにスターリングとラッシュフォードを封じている。

CL初優勝の翌年にチェルシーに加入。そこから着実にキャリアを重ね、今では誰もが信頼を寄せるキャプテンに。決して派手な選手でもないし、目立つ選手でもないが、9年ぶりのビッグイヤーを一番最初に掲げるのにこれ以上の選手はいないだろう。本当におめでとう。

Chelsea win the Champions League: 16 Conclusions
(Football365より)CL王者にふさわしい主将。

24 リース・ジェームズ  6.0

今季はいよいよ右SBのスタメンを勝ちとり、開幕戦ではスペールゴラッソ。守備面や運動量といった課題も改善の兆しが見え、攻撃性能にも磨き。とうとうイングランド代表にも定着の様相。てか何人いるんだよイングランドの右SB。

トゥヘル就任後は右WBを主体にたまに右CBも。アスリート能力に秀でたプレーで攻守にわたって一皮剥けた感はあるものの、若干継続性に難あり。大体1試合単位で調子がころころ変わる。驚いたのは前半と後半でさえ別人になること。イケてるときはものすごいイケてるが、逆もまた然り。

ただまあプレーの幅とかは順調に広がっているので、このままクエタ神の後継者として頑張っておくれ。

リース・ジェームズ、厳然への挑戦。
これまでのジェームズでは息切れしていたような時間帯。あるいはここで取れるという予測は出来なかったかもしれない。チームの勝利に大きく貢献するプレーを見せたその背中には、単なる能力だけではない、偉大な努力家でもあるキャプテンの影が滲んでいた

21 ベン・チルウェル 7.0

攻守に安定感がある万能型は左サイドのスペシャリストとして君臨。高精度のキックやゴール前に積極的に顔を出すオフェンス、強力なウインガー相手にも戦えるしっかりとしたディフェンス、プレッシャーも的確に躱すビルドアップなど、これまで「左のDFは尖っているのが正義」と勘違いしてそうなチェルシー関係者に「何でもできるって素晴らしい」という当たり前の感想を抱かせたことだろう。

WBこそやや戸惑いを抱えていたが、試合経験を積むと押しも押されぬ存在に。アロンソとのスタメン争いを制し、大事な試合で大事な役割を担う。

見た目的にも好青年感があるのだが、ヴェルナーの食事に指を平気で突っ込むという常軌を逸した行動をInstagramで披露。やっぱり尖っていた。

3 マルコス・アロンソ 5.5

第2節のとんでもない低パフォーマンスと無断帰宅がランパードの逆鱗に触れ、そこからは完全に干物に。転機が訪れたのはトゥヘル就任後。慣れ親しんだWBが復活すると、一日の長で上回り、チルウェルとスタメン争いを展開するまでに。

最終的にはトータル面で上回るチルウェルが経験を積んだことから序列は落ちたが、ターンオーバーには十二分の存在として機能。プレミア王者となったマンチェスターシティから劇的な決勝点を奪うなど、最大の強みである得点力(なぜ)はまだまだ健在と見て良いのだろう。

33 エメルソン・パルミエリ 5.0

シーズン途中の監督変更で序列が変わった選手が多かったが、ランパードとトゥヘルの両監督から信頼を得られなかった唯一の選手かもしれない。戦力的にはほぼ空気だったが、CLベスト16では後半ATの出場からオブラクを射抜くダメ押し弾を沈める。今季唯一の活躍で、サポーターに今季一のサプライズを届けた。

全く試合に出ていないが代表には定期的に呼ばれている。退団の可能性もそれなりに高そうだが、ベンチでも基本的に文句やら不満も言わない選手なので取るチームはあると予想。

MF

7 エンゴロ・カンテ 7.5

群雄割拠のプレミアリーグ、怪物ぞろいの欧州CLの中でさらに次元が違ったのが我らがカンテちゃん。いやカンテ様。昨季から引き続き若干の離脱はあったものの、試合に出ればその存在感はまさに別格。いよいよ手が付けられない存在になってしまった。

元より運動量や守備力に定評のあったカンテだが、今季はそこからの繋ぎや攻撃でも躍動。カンテにIHをやらせたサッリは正しかったようだ。もはや中盤どころかファイナルサードまで平気で制圧するようになってしまった。左右どころか上下にまでプレー範囲を広げたカンテには強豪もなすすべなし。CLでは準決勝のレアル・マドリードとの2連戦では共にMOM。決勝でも唯一12キロを走破し、こちらもMOM。なんだこりゃ。

いやはや本当に仲間で良かった。バロンドールさん、こっちですよ

N'Golo Kante still drives the same Mini he's owned since signing for  Leicester in 2015, and it's now worth just £10,345
(The SUNより)倹約力でも群を抜く

17 マテオ・コバチッチ 6.0

クロアチアのテクニシャンは及第点ということに。前半戦の印象がほぼないのだけれど。むしろ怖い。そしてここまで点をとれないのも怖い。もうゴールまでドリブルで突っ込め。

後半戦は阿吽の呼吸であるジョルジーニョの抜擢が増え、自信も持ち味を発揮。ボールを丁寧に保持できるようになったことで自身の良さも再確認できた。ただ最後は負傷離脱の影響もあってかちょっとやらかしも増えた。それだけはやめい、ってとこでロストするな。

なおクロアチア人がいるとCLをとれるというジンクスがあるそう。幸運の置物みたいになっている。

5 ジョルジーニョ 6.5

序盤戦は独特のPKを止められたり、守備でぶっちぎられまくったり散々な出来。一応及第点なのは後半戦の出来を高く評価して、ということにしておく。

元々フィジカル的にはプレミアには遠く及ばない選手なので、選手の個に頼っていたランパード政権では難しいのは仕方なし。一方で攻守に規律のとれたトゥヘル政権では中盤の要として獅子奮迅の働きをした。ただたまにとんでもなくダメジーニョな日があるのは何なのか。チアゴシウバが割を食って退場しちゃったのは本当にかわいそうだった。

PKでしか点を取ってないのだが、その7点がチーム最多という何とも形容しがたい事態に。いや別にジョルジーニョのせいではないんだけれどね。

23 ビリー・ギルモア -

昨季の大怪我から中盤戦で復帰。最後はちょこちょこ離脱者が出たりアホみたいな日程が組まれたおかげでそこそこ出番を貰った。相変わらずのインテリジェンスとボールテクニック、小柄ながらファイト出来るスタイルで十全なターンオーバー要員に。来季以降のスタメンも割とあるんじゃないかなあ。

19 メイソン・マウント 7.5

天才の今季は天才過ぎて天才だった。元々天才なので何でもできちゃうのだけれど、そこにさらに「試合を動かす」という攻撃の選手として最大の魅力が加わったのだから言うことはいよいよない。この完成度の高さは最後の試合でキャプテンを任せ腕章を巻かせた、前監督の面影を感じさせる。

ランパードの秘蔵っ子とかユース組とかそんなの全部置いといて、「ただ単にチェルシーの中で一番サッカーが上手い」から使われている。誰が監督に来ても中核に据えるレベルの選手になり、日を追うごとに凄みを増している。

今季はチェルシーの年間最優秀選手を受賞。全くもって異論なし。次代を担う期待の星、というのは過去の話で、もはやチェルシーでの地位は確固たるものになったと言って良いだろう。さあ、次は時代の主人公だ。

22 ハキム・ツィエク 6.5

アヤックスから加入したモロッコのマジカルレフティーはそこそこ悪くないシーズンと評価。ケガで出遅れたものの、その左足から繰り出されるボールはこれまでレフティーがいなかったチェルシーに新たな彩りを加えた。

もっともやはりプレミアに完全に適応するのはちょっと時間が必要だった印象。年齢的にも新加入組の中では一番上だし、CLで活躍していたとはいえずっとオランダにいたのもまた事実。

それでも最終盤では大一番に強さを発揮。アトレティコ・マドリード戦やFA杯を含むシティ2連戦で得点を奪うなどチーム戦術の中で自身の強みを発揮できるようになった。来シーズンからは序盤戦からのフルスロットルに期待が集まる。

降臨した「魔術師」。"最初のラストピース"、ハキム・ツィエク
そして「再現性」という点から圧巻だったのが77分。1年前と同じポジション。あの日ケパ・アリサバラガを強襲したのとまったく同じ軌道でゴールに向かったボールは、チェルシーが手にした新たな武器として、この日の3点目を演出した。

29 カイ・ハヴァーツ 7.0

すいません、実は6.0で採点書いてたんですが、決勝見て1点採点が上がってます。だってしょうがないだろ!!!

というわけで9年ぶりにCLを取り返した男。100億の移籍金など紙切れ同然だった。てかもう採点10点で良くない?

すいません、真面目にやります。

レヴァークーゼンから鳴り物入りで加入したドイツの至宝。適正ポジションはどこなのかとか、この手のプレーヤーにありがちな淡白さとか、自身がコロナになっちゃったりとか、その高額な移籍金も相まって批判にさらされることもあった今シーズンだった。

その後コンディションの回復と最前線という居場所を見つけたことで徐々に本領を発揮。柔らかい足元、意外に早いスプリント、長身を生かしたポストなどフィニッシャーと起点という二つの役割をこなした。

シーズン開始前に、「エデン・アザール以来のチームの顔になれるタレント性がある」と語ったが、CL初ゴールが決勝の舞台、それも雌雄を決する一撃だというのだから恐れ入る。
まだまだ21歳と発展途上。ムバッペやホーランドの領域に踏み込める可能性は十分だ。

ついに「本領」発揮。カイ・ハヴァーツの100%
カイ・ハヴァーツに覚醒という言葉は似合わない。彼はただ「既に持っているもの」を何%出せるようになったかという問題だからだ

FW

10 クリスティアン・プリシッチ 5.0

瞬間最大風速だけ強い男でお馴染み、プリちゃんことプリシッチである。昨季終盤の無双ぶりを今季は序盤から見られるかと思いきや、なぜか元通りに普通の選手になっていた。なんでや。

中盤戦以降も調子が上がらず、後半戦に差し掛かるタイミングでもエンジンはかからず。ひょっとしてあれは無双ではなく夢想だった?と思いだし始めてからか彼のシーズン。いきなり復調し、得点も重ねた。

ただ残念なことに今季はそれも長く続かず、シーズン終了直前に再び失速。彼の調子のトリガーを見つけられないまま2年が過ぎようとしている。このムラによりアザールというよりウィリアンの後継者なのではないかという疑いが本格化している。

20 カラム・ハドソン・オドイ 5.5

ランパードが最後に覚醒させたユース最高傑作。トップチーム在籍年数としては長かったのだが、後ろから来たマウントやらジェームズやらにちょっと追い抜かれ気味だった。その中で超攻撃的WBとして起用され、縦の槍として躍動した。

まあ守備面での不安とかで現在はほとんどWB起用はなくなったが、それでもジョーカーとしてはある程度信頼を得ている模様。ただ現状は彼が得意とする純粋な両翼が存在しないため、ちょっと窮屈そうにも見える。

本人としては左からカットインするプレーをやりたいようだが、チャンスメイク数が多いのは圧倒的に右からの縦への仕掛けというジレンマ。もう少しピッチ中央での選択肢を増やしたいところ。

9 タミー・エイブラハム 5.5

昨季ようやく見つけたかと思われたチェルシーの新CF候補は難しいシーズンに。序盤戦こそ得点を重ねたものの、ジルーの好調やらなんやかんやでベンチに降格。監督交代直後に負傷離脱した影響もあって全く使われなくなってしまった。ヴェルナーやハヴァーツもフィットしてき(てしまっ)たためでもあるのだが。

ちょっと気の毒な感じで定位置を失ってしまった感は否めないが、これといった武器がないことや90分通じての存在感とかで劣っちゃうのもまた事実。フィニッシュはかなりうまいのだけれど、チェルシーのCFに求められることは多いからね、という毎回お馴染みの展開。

なお来季ヨーロッパコンペティションを戦うレスターやウェストハムが虎視眈々との噂。すげーハマりそうな気がするのは気のせいだろうか。

18 オリヴィエ・ジルー 5.5

退団が既定路線のオリビエさんだが、チームへの貢献は今季も素晴らしかった。出番自体はさほど多くなかったものの、セビージャ戦での圧巻4ゴールや、オブラクを破ったオーバーヘッドなどは鮮烈なトピック。

最終的にはタミー同様大きく出場機会を減らしてしまったが、どんな時も自分の役割を全うしてくれるナイスガイだった。ちなみに久しぶりのCL出場権を得たミラン移籍が濃厚の模様。再会できるとよいね。

11 ティモ・ヴェルナー 7.0

さて、シーズン通じて嵐のような評価だったティモ・ヴェルナーを今季採点の締めくくりにしましょう。ブンデスリーガでの28ゴールを引っ提げてやってきたエース候補は結局プレミアで6ゴール。どう考えても期待値からは程遠い出来だったし、沈黙期は批判も多かった。

ただそれでも不貞腐れる事なく、アシストやPK奪取という形での貢献が徐々に日の目を浴び、味方を生かすという仕事に関して言えば誰もが認めるように。残念ながらVARには認められることがほとんどなかったが。アルバロ・モラタやフェルナンド・トーレスといった悪しき幻影に重なりかかったが、何とか脱したと見て良いだろう。全公式戦で二桁得点&二桁アシストは大変立派。

なお来季からオフサイドのルールが変わるのでは、という予想もあるようだ。30点くらいとれそう。

ティモ・ヴェルナー、進化の兆候と復活の狼煙
ティモ・ヴェルナーが復調の気配を見せている。RBライプツィヒで得点を量産、新たなエース候補としてブルーズに迎えられた背番号11だが、開幕当初に比べてゴールが激減。一時は放出の噂さえ伝えられたドイツ代表だが、ここに来て新境地を開拓しつつある。

監督

フランク・ランパード 5.0

昨季火中の栗どころかマグマの栗を拾い、チームをCL権に導いたレジェンドは志半ばで解任の憂き目に。まあ色々限界が見えてしまっていたし、監督経験の少なさもあったので解任自体はやむを得なかったのかなあ。ジョルジーニョも「ちょいチェルシーの監督には急すぎたよ」と同情。

とはいえ昨季あの戦力でCL権を掴んだ功績は誇るべきだし、その今季CLでGS1位通過は紛れもなく彼の手腕。そして新加入組を直に口説き落とし、何より若手組をトップレベルまで引き上げたチーム基盤の構築は誰もが認めるところ。チームへの貢献は今も確実に生き続けている。

どこかで経験を積んで、いつか戻ってきてくれるだろう。

フランク・ランパードが残したもの、チェルシーが得たもの
躍動した、ランパードが育てた若手たち。不可解なタイミングでの解任、その唯一の救いはランパードが紡いだ1年半が表れた試合の指揮をとれて終わったことだろうか。 自慢の息子たちが独り立ちするのを見送るかのように、フランク・ランパードの監督としての日々は終わったのだった。

トーマス・トゥヘル 7.5

シーズン途中にこの人が空いていたのはとてつもない幸運だった。混乱していたチームを即座に立て直し、無失点記録を樹立するまでに守備を再構築。得点数こそ減ったものの、練られたビルドアップで即興ではないチャンス創出は格段に増えた。昨季(自身が足を負傷したせいか)あと一歩で逃したビッグイヤーを掲げ、万感のシーズン終了を迎えられた。

熱情家でありつつも策略家なトゥヘルが特に秀でていたのは選手の最適ポジションを見つけるというランパードが苦手だった分野。若干慣れ親しんでいないプレーヤーは適応に苦労していたが、それでも全員が何らかの形を見つけたのは、過密日程となった今季を乗り切るうえで重要な要素になった。

かなり深刻な状況で引き継いだものの、何とか4位を確保、そして9年ぶりとなるビッグイヤー獲得はこれ以上望むべくもない結果だろう。

最後に

全員終了!というわけで今季の私のブログもここで終わりです。一年間訪れてくれた方、本当にありがとうございました。毎年毎年波乱万丈なシーズンですが、特に今季は色んな感情になった年だったと思います。

でも終わり良ければすべて良しということで。9年ぶりのビッグイヤー、我が軍が欧州で一番のチームになりましたね!

最後に例によって、1年間応援し続けたサポーターの皆さんに10点満点を送って終了です。

それではまた!

~おしまい~

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