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再起をかける二人のMF。開幕したマルコ・ファンヒンケルとダニー・ドリンクウォーターのシーズン

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こんにちは。あれ?市場閉まってる?

過密日程の二月をが始まり、嵐の前の静けさとでも言うべきか、プレミア強豪各チームはつかの間の休息を迎えています(迎えていないチームもありますが)。

冬の移籍市場も終わり、各チーム戦力の再編を終え、一つでも上の順位を目指し積極補強を進めています。

いやまさかビッグ6の中で戦力が下がったチームなんてないよねえ。

ねえ。

さようならセスク・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 わっはっは。

  

 

 

 

 

どうも我らがチェルシー、セスクの後釜を取れずに終わりましたとさ。

補強失敗

全く信じられないことにチェルシーは戦力がダウンした状態でこの過密日程に臨むこととなりました。

かねてから悩まされていた得点力不足打開のためにゴンサロ・イグアインをレンタルで獲得し、アルバロ・モラタは放出。FWの戦力的には量は変わらず、質の向上を選びました。

一方でMFはセスク・ファブレガスをモナコに放出。後釜は~?と期待するサポーターはゼニトのレアンドロ・パレデス、カリアリのニコラ・バレッラの噂に振り回され、気づけばパレデスは花の都パリに降り立ちバレッラはイタリアに残留。
一方世界各国で着地点を失ったチェルシーサポーターの焦燥が残りました。

サッリ監督もIHで起用していたコバチッチを現状ジョルジーニョしかいないアンカーに起用。また期待の若手であるアンパドゥをその位置で使うなど試行錯誤を重ねています。

ピッチ上ではなんとか間に合わせつつも、プレミアリーグとELのスカッドは欠員が出ていました。

そこで追加されたのがタイトルの二人です。プレミアリーグにはマルコ・ファン・ヒンケルが、ELにはダニー・ドリンクウォーターが追加で入りました。

復帰した二人

マルコ・ファン・ヒンケル

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(Metroより)オランダではタイトル獲得に貢献

プロフィール

生年月日:1992年11月30日(26歳)
出身:オランダ
身長:186㎝
フィテッセから加入

プレースタイル

残念ながら私も彼のプレー自体は見た回数が少なく、正直ほとんど知りません。すごいFK決めてたのは見ましたが。プレースキッカーやPKを任されることもあり、キック精度はチームの中でも認められています。
またCMFながら得点が多いです。

経歴

プレミアリーグファンよりオランダリーグ・エールディビジファンの方が知ってそうなファンヒンケル。それもそのはず、チェルシー下部組織ことフィテッセからチェルシーに2013年にやって来て以降、ミラン、ストークを挟みPSVへ3年間のレンタル。

ファーストシーズンで前十字靭帯損傷というあまりにも不運なケガを負ってしまったのが彼のキャリアの大きな転機であり、この後も長い付き合いとなるケガが、彼の運命を狂わせていくことに。
13-14シーズンのほとんどを棒に振ると、翌シーズンはミランにレンタル。足首の負傷で離脱した時期もありつつ、リーグ戦では17試合に出場し1ゴールをあげ、後半戦ではスタメンに定着。

15-16シーズンはストークの一員としてプレミアに帰還。前半戦17試合に出場したが半分以上が途中出場。冬からは母国のPSVに加わることになります。

なお余談ですがこの頃のストークはボージャン・クルキッチやイブラヒム・アフェライ、ジェルダン・シャキリを獲得し、従来のロングボール戦術から微妙に脱却を図っていた頃です。

さてそんなファン・ヒンケルが輝きを取り戻したのがこの半年。PSVでは16試合に出場し8ゴールと躍動。アヤックスとの熾烈な優勝争いを制し、連覇に大きく貢献しました。オランダ代表からも声がかかるなど、大きな自信を手にチェルシーに帰還しました。

ところが16-17シーズンのプレシーズンも足首を負傷。前半戦を欠場し、復帰後もU23での調整が続きました。その後契約延長と同時に手を挙げたのがPSV。またも冬にレンタルとなりました。実際はレンタル延長と完全移籍の話がシーズン開幕前に出ていたようですが、ファンヒンケル自身が怪我の完治の為に断りを入れていたようです。

17-18シーズンは夏から三度目のPSV。レンタル選手ながら10番とキャプテンマークを巻き、MFを主戦場に、サイドもこなしながら、28試合で14得点4アシスト。名実ともに中核を担い、チームもフェイエノールトかタイトルを奪い返しました。

正直ここまでPSVで活躍したうえ、チェルシーでも全く出番がなかった状況を踏まえるといよいよ完全移籍でオランダに安住するのではないか、というのが私の予想でした。

とはいえここでもケガでキャリアが暗転します。18年夏に再び膝に大怪我。長期の戦線離脱から帰って来た頃には、既に冬のマーケットすら閉まっていました。

ダニー・ドリンクウォーター

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(Evening Standardより)カンテとダブルボランチを組んだ

プロフィール

生年月日:1990年3月5日(28歳)
出身:イングランド
身長:177㎝
レスターより加入

プレースタイル

プレースタイルはイングランド人MFらしく、的確な散らしと泥臭さも厭わない守備が魅力で、たまに強烈なミドルシュートや芸術的、とは言わないまでも最前線へスルーパスも送れます。また意外と飛び出しも上手いのが特徴です。タイプ的にはマーク・ノーブルが近いと思います

経歴

昨シーズンの移籍市場最終日にやってきたのが”飲料水”の愛称でお馴染みのドリンクウォーター。
昨季開幕前にネマニャ・マティッチを放出した一方で、補強したのはケガ持ちのティエムエ・バカヨコだけという非常事態。最後は多額の移籍金を積み上げ獲得しました。

マンチェスターユナイテッドの下部組織出身ながら出場機会には恵まれず。結局ハダースフィールド、カーディフ、ワトフォード、バーンズリーと2部チームにレンタルを繰り返し、11-12シーズン冬に当時2部のレスターへ完全移籍。

そこからのキャリアは言わずもがなでしょう。レスターの昇格と翌シーズンの残留に貢献すると、15-16シーズンには現同僚のエンゴロ・カンテとボランチを組み「奇跡の優勝」を果たしたチームの屋台骨としてチームを支えました。念願のイングランド代表にも呼ばれます

その後16-17シーズンではCLにも出場。またリバプール相手に鮮烈なボレーを突き刺すなど、低迷したチームの中でもコンスタントな活躍を見せ、翌シーズンはチェルシーに加入。

ところが人員がいない中盤対策に取ったはずのドリンクウォーターも負傷中で、チェルシーでのデビューは大幅に遅れました。「負傷って移籍の口実じゃなかったのか」と誰もが思いました。

結局デビューは第10節、スタメン出場は第13節のリバプール戦まで待つことに。ただこの試合でのパフォーマンスは決して悪くなく(という記憶)今後スタメンを張っていくかと思われました。ところがその後も度重なる負傷に苦しみ、シーズン終盤は完全にスカッド外に。チームも自身も不完全燃焼のままシーズンを終えました。

18-19シーズンも状況が好転せず。新監督のサッリも直接戦力外を伝えたという報道があるなど、1年での退団の噂も過熱。恩師ラニエリが率いるフラムなどが話題に上がったものの実際は「具体的なオファーは届いていない」

結局残留となったものの未だにサッリ体制では公式戦出番がありません。

空いた椅子

セスクの後釜が確保できなかった一方で枠が空いたのも事実。プレミアにはファンヒンケルが、ELにはドリンクウォーターがそれぞれ追加されました。

とはいえお互い紙の上でスカッドに入っただけで、はっきり言って今後使われる見込みはかなり薄いでしょう。まあしかしそれでも 試合に出る可能性は明らかに上がったのですから前進であることに間違いはないでしょう。

特にドリンクウォーターは開幕前から言っていますが、アンカーの控えは十分以上に務めあげられると信じています。ジョルジーニョほどリズムを作れるわけではないですが、基本的なスペックは総じて高く、またミドルの威力や守備力は上でしょう。

マルコ・ファン・ヒンケルに関しては、未知数ですが、オランダでの実績は十二分。得点力の部分ではマテオ・コバチッチを上回っていることも考えられます。

最後に

移籍という形ですがこれまで不遇だった二人のMFにチャンスが訪れようとしています。とは言ったものの正直使われる可能性はかなり低く、空いてるから入れておこう、となっただけで、実際ビクター・モーゼスも抜けたELに(ポジションの違いはあれど )ファン・ヒンケルは登録されていません

しかし(何度目の逆説か)こういった境遇から活躍する選手も少なくありません。

負傷で泣いたファン・ヒンケル。パニックバイの被害者になったドリンクウォーター。二人の狂わされたキャリアの先は奇しくもチェルシー残留という結果になりました。

ようやく”開幕”した二人のシーズンに要注目です。







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  1. […] 再起をかける二人のMF。開幕したマルコ・ファンヒンケルとダニー・ドリンクウォーターのシーズン この記事も不発に終わった […]

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